4日後場は日経平均株価が、前日比1163円74銭高の5万1028円42銭と大幅に3日続伸。TOPIX(東証株価指数)が同63.89ポイント高の3398.21ポイントと急反発した。TOPIXは11月13日に付けた終値ベースの史上最高値(3381.72ポイント)を更新したほか、一時3400.28ポイントまで上げ幅を拡大し、取引時間中の高値(3389.12ポイント)も塗り替えた。日経平均も終日堅調に推移し高値で取引を終了。11月13日以来、3週間ぶりに5万1000円台を回復した。現地3日の米国株高を受け朝方から買い優勢の展開。ファナックや安川電などのAIロボット関連が値を飛ばしたほか、レーザーテクや東エレクなどの半導体関連も買われ指数の上昇を支えた。
東証プライム市場の出来高は21億8294万株、売買代金は5兆7616億円。騰落銘柄数は値上がりが1273銘柄と8割に迫った一方、値下がりは286銘柄。変わらず51銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち29業種が上昇、4業種が下落した。伊藤忠、三菱商などの卸売株や、KDDI、ソフバンGなどの情報通信株が上昇。大和証G、野村などの証券商品先物株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株も高い。ディスコ、菱重工などの機械株や、INPEX、石油資源などの鉱業株も堅調。日立、キーエンスなどの電気機器株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株もしっかりだった。一方、ニッスイなどの水産農林株や、東電力HD、中部電などの電気ガス株が安かった。
そのほか、日本新薬、ラウンドワン、ナブテスコ、シンフォニア、ADワークスが上昇。半面、内田洋、住友ファーマ、サンウェルズ、エムスリー、WOWOWなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社