市況(場況)

日経平均は120円程度安、朝高後は積極的な買いが続かず下げ転換=28日前場

 28日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比120円程度安い5万40円前後で推移する。午前9時25分には、同150円44銭安の5万16円66銭を付けている。朝方の東京市場は、前日に終値ベースで心理的なフシ目の5万円を超えたことから、強い動きが継続し、買いが先行した。ただ、積極的な買いが続かず下げ転換し、弱含みで推移している。現地27日の米国株式市場は、感謝祭の祝日で休場。大阪取引所のナイトセッションでは27日清算値比50円安の5万80円だった。

 業種別では、全33業種のうち28業種が下落、5業種が上昇している。アドバンテス、東エレクなどの電気機器株や、JR東日本、JR東海などの陸運株が下落。伊藤忠、三井物などの卸売株や、アステラス薬、中外薬などの医薬品株も安い。オリンパス、HOYAなどの精密機器株や、中部電、大ガスなどの電気ガス株も軟調。三井不、菱地所などの不動産株や、三井金属、フジクラなどの非鉄金属株も弱い。一方、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、王子HD、日本紙などのパルプ・紙株が高い。

 そのほか、JX金属、Appier、ヒロセ電、松田産業、Dガレージが下落。半面、LinkUG、中越パ、ユニチカ、三井ES、JCRファマなどが上昇している。

 東京外国為替市場では午前10時2分時点で、ドル・円が1ドル=156円台の前半(27日は156円10−12銭)、ユーロ・円が1ユーロ=181円台の前半(同180円94−98銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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