市況(場況)

日経平均は121円高と3日ぶり反発、一時下げ転換も底堅く推移=2日後場

 2日後場は日経平均株価が、前日比121円70銭高の4万2310円49銭と3日ぶりに反発。TOPIX(東証株価指数)も同18.69ポイント高の3081.88ポイントと上昇した。きのう1日に大幅続落した反動や日経平均先物が大阪のナイトセッションで上昇したこともあり、買い優勢で取引を開始した。日経平均は午前10時40分に、同284円88銭高の4万2473円67銭の高値を付けた。その後は、戻り待ちの売りに上値が重く、後場に入り下げ転換する場面もみられた。売り一巡後は押し目を拾う動きから下げ渋った。円相場は1ドル=147円台の後半で推移し、朝方の水準よりも円安方向にフレたことも支えとなったもよう。

 東証プライム市場の出来高は17億7339万株。売買代金は3兆9534億円と先月22日以来、7営業日ぶりに4兆円を割り込んだ。騰落銘柄数は値上がりが1012銘柄、値下がりは555銘柄、変わらずは51銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち29業種が上昇、4業種が下落した。伊藤忠、三菱商などの卸売株や、郵船、商船三井などの海運株が上昇。大和証G、野村などの証券商品先物株や、太平洋セメ、特殊陶などのガラス土石株も高い。日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株も堅調。INPEX、石油資源などの鉱業株や、浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株もしっかりだった。一方、ダイキン、菱重工などの機械株や、アシックス、任天堂などのその他製品株が安い。

 そのほか、日ヒュム、IRJHD、リョービ、伊藤園、松屋が上昇。半面、アステリア、ライドリC、ユニオンツル、電算システム、宮越HDなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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