18日前場は日経平均株価が、前日比122円34銭安の3万9778円85銭と反落。TOPIX(東証株価指数)も同3.71ポイント安の2836.10ポイントと下落した。現地17日の米国株式市場は、6月小売売上高が市場予想平均を上回ったことや週間の新規失業保険申請件数が良好だったことなどから、NYダウが続伸し、ナスダック総合指数も連日で終値ベースの史上最高値を更新。これを受け、日経平均は寄り付き直後に、取引時間中としては4日以来2週間ぶりに4万円台を回復した。ただ、買い一巡後は、3連休や参議院議員選挙の投開票も控え積極的な買いはみられず、午前11時7分には同149円98銭安の3万9751円21銭を付けるなど、上値が重かった。
東証プライム市場の出来高は6億7132万株、売買代金は1兆9523億円。騰落銘柄数は値上がりが685銘柄、値下がり862銘柄、変わらずは77銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち21業種が下落、12業種が上昇した。ディスコ、SMCなどの機械株や、王子HD、北越コーポなどのパルプ紙株が下落。JAL、ANAなどの空運株や、帝人、東レなどの繊維株も安い。MS&AD、東京海上などの保険株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株も軟調。デンソー、トヨタなどの輸送用機器株や、三井不、住友不などの不動産株も弱かった。一方、大和証G、野村などの証券商品先物株や、アサヒ、味の素などの食料品株が上昇した。
そのほか、マイクロニ、洋エンジ、アドバンテス、コプロHD、芝浦などが下落。半面、アドクリ、ノリタケ、宮越HD、JTEC、WOWOWが高い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社