2日前場は日経平均株価が、前日比125円11銭高の4万4675円96銭と5日ぶりに反発。一方、TOPIX(東証株価指数)は同22.42ポイント安の3072.32ポイントと続落した。現地1日の米国株高や連敗が続いていた反動などもあり、朝方から買い優勢で取引を開始。日経平均は半導体株高も支えに、午前9時18分に同575円11銭高の4万5125円96銭を付けた。その後は、戻り待ちの売り押され上値が重く、上げ幅を縮小する展開となった。ドル・円相場は1ドル=147円台の前半で推移し、前日からの円高方向への動きも意識されたようだ。
東証プライム市場の出来高は12億3875万株、売買代金は2兆6928億円。騰落銘柄数は値上がりが362銘柄にとどまった一方、値下がりは1207銘柄と全体の4分の3を占めた。変わらずは10銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち上昇は5業種にとどまり、28業種が下落した。中外薬、第一三共などの医薬品株や、三井金属、住友鉱などの非鉄金属株が上昇。INPEXなどの鉱業株や、ディスコ、SMCなどの機械株、ニコン、HOYAなどの精密機器株も高い。一方、関西電、東ガスなどの電気・ガス株や、OLC、リクルートHなどのサービス株が下落。バンナムや任天堂などのその他製品株や、JR東日本、JR東海などの陸運株も安かった。
そのほか、キオクシア、LinkUG、メガチップス、日東紡、マイクロニが上昇。半面、ミガロHD、東電力HD、アステリア、ナガイレベ、ソニーFGなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社