23日前場は日経平均株価が、前日比1278円52銭高の4万1053円44銭と3日ぶり大幅反発。TOPIX(東証株価指数)も同88.23ポイント高の2924.42ポイントと続伸した。トランプ米大統領は現地22日、自身のSNSに日本との関税交渉で15%の課税で合意したと投稿。従来通告していた25%から引き下げられる格好で、輸出株を中心に日本株を買う動きが強まった。日経平均は午前11時28分に同1295円99銭高の4万1070円91銭を付け、6月30日に付けた取引時間中の年初来高値(4万852円54銭)を更新。4万1000円台は24年7月17日以来。前場の高値圏で取引を終えた。
東証プライム市場の出来高は15億4094万株、売買代金は3兆5426億円。騰落銘柄数は値上がりが1379銘柄と8割を超えた一方、値下がりは215銘柄だった。変わらずは30銘柄。
業種別では、全33業種が上昇した。トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株が上昇。中外薬、第一三共などの医薬品株や、伊藤忠、三菱商などの卸売株も高い。テルモ、オリンパスなどの精密機器株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も堅調。第一生命HD、東京海上などの保険株や、SUMCO、三和HDなどの金属製品株、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株もしっかり。
そのほか、マツダ、SUBARU、三菱自、竹内製作、住友林が上昇。半面、トランザク、ジンズHD、MrMaxH、IHI、良品計画などが安い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社