市況(場況)

日経平均は130円程度安、売り一巡後は下げ渋り=19日前場

 19日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前週末比130円程度安い3万7620円前後で推移する。午前9時11分には、同253円61銭安の3万7500円11銭を付けている。現地16日の米国株式は上昇したものの、引け後に米大手格付け会社ムーディーズが米国債の信用格付けを引き下げた。これを受け円高が進むなど、リスクオフの動きから売りが先行。時間外取引で米株価指数先物が下落していることも意識された。売り一巡後は、下げ渋る動きにあるもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末16日の大阪取引所清算値比225円高の3万7995円だった。

 業種別では、全33業種のうち17業種が下落、16業種が上昇している。郵船、商船三井などの海運株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株が下落。MS&AD、第一生命HDなどの保険株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も安い。OLC、リクルートHなどのサービス株や、KDDI、ソフバンGなどの情報通信株も軟調。オリックス、JPXなどのその他金融株や、信越化、花王などの化学株も弱い。一方、武田薬、第一三共などの医薬品株や、デンソー、トヨタなどの輸送用機器株が高い。

 個別では、宮越HD、ドリームI、デジタルHD、CARTAH、サンウェルズが下落。半面、化工機、アーレスティ、メドピア、日阪製、Mエンターなどが高い。

 東京外国為替市場では午前10時5分時点で、ドル・円が1ドル=144円台の後半(前週末16日は145円24−25銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の前半(同162円78−82銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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