9日後場の日経平均株価は、前日比132円47銭高の3万9821円28銭、TOPIX(東証株価指数)は同11.62ポイント高の2828.16ポイントと、そろって続伸した。現地8日の米国株式は、NYダウは続落したものの、ナスダック総合指数とSOX(フィラデルフィア半導体株)指数が上昇した。日本株は円安も追い風にハイテク株を中心に買いが先行。日経平均は寄り付き直後の午前9時0分に同282円25銭高の3万9971円06銭を付けた。その後は、前日終値を挟んだ展開のなか戻り待ちの売りに押され、下げ転換する場面もみられた。ただ、後場に入り持ち直す動きをみせ同140円高程度まで上昇するなど、堅調な値動きとなった。
東証プライム市場の出来高は19億8121万株、売買代金は4兆2947億円。騰落銘柄数は値上がり1259銘柄と8割に迫った一方、値下がりは315銘柄だった。変わらずは52銘柄。
業種別では、全33業種のうち27業種が上昇、6業種が下落した。出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株や、INPEX、石油資源などの鉱業株が上昇。大和証G、野村などの証券商品先物株や、オリックス、JPXなどのその他金融株も高い。三井不、菱地所などの不動産株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株も堅調。浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、AGC、ガイシなどのガラス土石株もしっかりだった。一方、住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、ディスコ、菱重工などの機械株が下落した。
個別では、GMOインタ、JCRファマ、パルGH、テスHD、愛知鋼などが上昇。半面、西武HD、ハニーズHD、アイル、HIOKI、神戸物産が下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社