16日後場は日経平均株価が、前週末比134円15銭高の4万4902円27銭と4日続伸。TOPIX(東証株価指数)も同7.87ポイント高の3168.36ポイントと上昇した。現地15日の米国株高を受け朝方から買いが先行。日経平均は、午前9時11分に同287円26銭高の4万5055円38銭と連日で取引時間中の史上最高値を更新。TOPIXも取引時間中の最高値を塗り替えた。買い一巡後、日経平均は心理的なフシ目の4万5000円や9月限SQ(特別清算指数)値の4万5016円28銭を上回ったことをきっかけに、利益確定売りに押される場面もみられた。ただ、押し目を拾う動きは強いもようで、後場に入り前場高値に迫ったものの、現地16日からFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催することもあり、積極的に上値を買う動きが限られたようだ。
東証プライム市場の出来高は19億8545万株。売買代金は5兆481億円で、前週末12日のSQ値算出日を除くと3日以来、約2週間ぶりに5兆円超えとなった。騰落銘柄数は値上がりが1078銘柄、値下がりは493銘柄、変わらずは48銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち26業種が上昇、7業種が下落した。出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株や、デンソー、トヨタなどの輸送用機器株が上昇。ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株や、オリンパス、HOYAなどの精密機器株も高い。信越化、富士フイルムなどの化学株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も堅調。丸紅、三井物などの卸売株や、ガイシ、特殊陶などのガラス土石株もしっかり。一方、バンナム、任天堂などのその他製品株や、三井不、菱地所などの不動産株が安い。
そのほか、KLab、富士石油(監理)、PRTIME、ケミコン、マンダムなどが上昇。半面、WOWOW、HUGHD、ラクスル、エニカラー、くら寿司が下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社