17日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比135円程度安い3万9530円前後で推移する。現地16日の米国株式は、NYダウが反発、ナスダック総合指数が3日続伸し連日で終値ベースの史上最高値を更新。一方、SOX(フィラデルフィア半導体株)指数が下落し、為替相場が円高方向にあることから、日本株は半導体関連などを中心に売りが先行し、午前9時19分には同292円97銭安の3万9370円43銭を付けた。その後は、押し目を拾う動きで下げ渋る展開となっているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所清算値比25円安の3万9565円だった。
業種別では、全33業種のうち14業種が下落、19業種が上昇している。クラボウ、東レなどの繊維株や、INPEX、石油資源などの鉱業株が下落。出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株も安い。ダイキン、菱重工などの機械株や、住友鉱、フジクラなどの非鉄金属株も軟調。デンソー、トヨタなどの輸送用機器株や、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株も弱い。一方、バンナム、任天堂などのその他製品株や、LINEヤフ、ソフバンGなどの情報通信株が高い。
個別では、レーザーテク、ユニチカ、キオクシア、八洲電機、サンケンが下落。半面、三井ES、ほくほく、GMOインタ、gumi、Sansanなどが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時時点で、ドル・円が1ドル=148円台の前半(16日は148円88−90銭)、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の半ば(同172円98銭−173円02銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社