16日前場は日経平均株価が、前週末比136円01銭高の4万4904円13銭と4日続伸。TOPIX(東証株価指数)も同13.08ポイント高の3173.57ポイントと上昇した。日経平均は、午前9時11分に同287円26銭高の4万5055円38銭と連日で取引時間中の史上最高値を更新。史上初めて4万5000円台に乗せた。TOPIXも取引時間中の最高値を塗り替えた。買い一巡後、日経平均は4万5000円の達成感や、9月限SQ(特別清算指数)値の4万5016円28銭を上回ったことをきっかけに、利益確定売りに押され、不安定になる場面もみられた。ただ、押し目を拾う動きは強いもようで、堅調な値動きで前場の取引を終えた。
東証プライム市場の出来高は10億750万株、売買代金は2兆6154億円。騰落銘柄数は値上がりが1098銘柄と7割に迫る一方、値下がりは454銘柄だった。変わらずは66銘柄。
業種別では、全33業種のうち26業種が上昇、7業種が下落した。出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株や、オリンパス、HOYAなどの精密機器株が上昇。デンソー、トヨタなどの輸送用機器株や、ディスコ、菱重工などの機械株も高い。大和証G、野村などの証券商品先物株や、丸紅、三井物などの卸売株も堅調。関西電、東ガスなどの電気・ガス株や、三井倉HD、上組などの倉庫運輸株もしっかり。一方、バンナム、任天堂などのその他製品株や、三井不、菱地所などの不動産株が安い。
そのほか、富士石油(監理)、ケミコン、SUMCO、アステリア、JMHDなどが上昇。半面、WOWOW、くら寿司、エニカラー、ラクスル、グッドコムAが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社