14日午前10時すぎの日経平均株価は、前週末比140円程度安い3万9430円前後で推移する。現地11日の米国株式は、NYダウが3日ぶり、ナスダック総合指数が4日ぶりに反落。日本株は、米株安や前週末の上値の重い展開が継続し、午前9時3分には、同251円31銭安の3万9318円37銭を付けている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末11日の大阪取引所清算値比5円安の3万9505円だった。
業種別では、全33業種のうち20業種が下落、13業種が上昇している。バンナム、任天堂などのその他製品株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株が下落。日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、SUMCO、三和HDなどの金属製品株も安い。JAL、ANAなどの空運株や、住友電工、フジクラなどの非鉄金属株も軟調。大和証G、野村などの証券商品先物株や、王子HD、日本紙などのパルプ紙株も弱い。一方、アサヒ、JTなどの食料品株や、東精密、HOYAなどの精密機器株が高い。
個別では、JTEC、ジンズHD、Bガレージ、日本新薬、ニッケが下落。半面、GMOインタ、ダイト、イオンファン、モリト、アドソルなどが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時時点で、ドル・円が1ドル=146円台の後半(前週末11日は146円85−87銭)、ユーロ・円が1ユーロ=171円台の後半(同171円66−70銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社