8日後場の日経平均株価が、前日比148円97銭高の3万6928円63銭と反発。TOPIX(東証株価指数)は同2.56ポイント高の2698.72ポイントと10日続伸した。現地7日の米国株高を受けて朝方から買いが先行。買い一巡後は、戻り待ちの売りに押される格好でマイナス転換するなど、上値が重い展開となる場面もみられた。一方、後場は買い優勢で取引を開始。堅調な値動きが続くなか日経平均は午後2時52分に、同197円69銭高の3万6977円35銭を付けた。ただ、心理的なフシ目の3万7000円を前に、戻り待ちの売りに押される格好となった。ドル・円相場は1ドル=144円20銭前後で、足元では円安方向に振れている。
東証プライム市場の出来高は19億1142万株、売買代金は4兆4795億円。騰落銘柄数は値上がりが875銘柄、値下がりは688銘柄、変わらずは72銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち18業種が上昇、15業種が下落した。郵船、川崎汽などの海運株や、OLC、リクルートHなどのサービス株が上昇。古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、ディスコ、菱重工などの機械株も高い。キリンHD、JTなどの食料品株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も堅調。SUMCO、リンナイなどの金属製品株や、信越化、富士フイルムなどの化学株もしっかり。一方、バンナム、任天堂などのその他製品株や、MS&AD、東京海上などの保険株が下落した。
個別では、タカラス、NTTデータ、OKI、ペガサス、鳥居薬(監理)などが上昇。半面、日本ライフL、ネクステージ、KHネオケム、大同特鋼、邦チタが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社