20日前場は日経平均株価が、前日比1487円40銭高の5万25円10銭と5日ぶり大幅反発。TOPIX(東証株価指数)も同64.49ポイント高の3310.07ポイントに上昇した。日経平均は午前9時28分に、同2037円12銭高の5万574円82銭を付け、取引時間中としては、1週間ぶりの高値水準となった。米半導体大手エヌビディアの株価が好決算を受けて時間外で、米株価指数先物とともに上昇し、日本株も半導体関連株を中心に値を飛ばした。ただ、買い一巡後は戻り待ちの売りに押されている。また、ドル・円相場は1ドル=157円40銭前後と、朝方の水準よりも円安方向にあることから、輸出関連株には支えとなっている。
東証プライム市場の出来高は12億327万株、売買代金は3兆3247億円。騰落銘柄数は値上がりが1407銘柄と9割に迫る一方、値下がりは171銘柄だった。変わらずは35銘柄。
業種別では、全33業種のうち32業種が上昇、1業種が下落した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、アドバンテス、東エレクなどの電気機器株が上昇。大和証G、野村などの証券商品先物株や、ディスコ、菱重工などの機械株も高い。ガイシ、特殊陶などのガラス土石株や、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株も堅調。INPEX、石油資源などの鉱業株や、7&iHD、ファストリテなどの小売株もしっかり。一方、東京海上などの保険株が安い。
そのほか、日東紡、トーメンデバ、住友ファーマ、ユニオンツル、SOMPOHが上昇。半面、ラックランド、LinkUG、アドクリ、東電力HD、DmMiXなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社