8月1日前場は日経平均株価が、前日比155円16銭安の4万914円66銭と反落。一方、TOPIX(東証株価指数)は同12.32ポイント高の2955.39ポイントと3日続伸した。日経平均は、寄与度が高い東エレクが業績の下方修正を受け、急落した影響で午前9時27分には、同481円65銭安の4万588円17銭を付けた。売り一巡後は、リバウンド狙いの買いや押し目を拾う動きから下げ幅を縮小した。前場終了時点では、東エレク1銘柄の下落で日経平均を470円強押し下げる格好となったが、それを除くと堅調な値動きとも判断できそうだ。
東証プライム市場の出来高は11億2271万株、売買代金は2兆9085億円。騰落銘柄数は値上がりが1314銘柄と8割に達した一方、値下がりは274銘柄だった。変わらずは35銘柄。
業種別では、全33業種のうち4業種が下落、29業種が上昇した。日立、アドバンテスなどの電気機器株や、みずほ、三井住友などの銀行株が下落。三菱倉、三井倉HDなどの倉庫運輸株や、TOTO、特殊陶などのガラス土石株も安い。一方、東電力HD、関西電などの電気・ガス株や、洋缶HD、三和HDなどの金属製品株が上昇。浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株、味の素、JTなどの食料品株も高い。
そのほか、デジアーツ、アルビス、ソシオネクス、アイネス、新明和が下落。半面、システナ、富士電機、アズーム、日本調剤(監理)、ナブテスコなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社