2日後場は日経平均株価が、前日比17銭高の4万9303円45銭と小反発。TOPIX(東証株価指数)も同2.73ポイント高の3341.06ポイントと上昇した。現地1日の米国株式市場は、経済指標が市場予想平均に届かなかったことが嫌気され、NYダウ・ナスダック総合指数ともに6日ぶり反落。東京市場では、米国株安よりも、きのう大幅反落した反動による買いが先行した。午前10時16分には、同333円51銭高の4万9636円79銭まで上げ幅を広げる場面もみられた。ただ、その後は、戻り待ちの売りに上値を抑えられた。一時下げ転換する場面もみられたが、売り込む動きはみられず、底堅く推移した。
東証プライム市場の出来高は21億3871万株、売買代金は5兆2278億円。騰落銘柄数は値上がりが471銘柄、値下がりは1080銘柄と7割に迫った。変わらずは58銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち16業種が上昇、17業種が下落した。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、住友電工、フジクラなどの非鉄金属株が上昇。オリックス、JPXなどのその他金融株や、HOYAなどの精密機器株も高い。TOYO、ブリヂスなどのゴム製品株や、ガイシ、特殊陶などのガラス土石株も堅調。ENEOSなどの石油石炭株や、日立、ソニーGなどの電気機器株もしっかり。一方、INPEX、石油資源などの鉱業株や、東電力HD、関西電などの電気ガス株が安い。
そのほか、キヤノ電子(監理)、日電硝子、JUKI、オーケストラ、ダスキンが上昇。半面、LinkUG、ユニチカ、洋エンジ、サンウェルズ、トリケミカルなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社