市況(場況)

日経平均は170円程度安、売り先行後は下げ渋る=25日前場

 25日午前10時6分すぎの日経平均株価は、前日比170円程度安い4万1650円前後で推移する。午前9時34分には、同244円79銭安の4万1581円55銭を付けた。日米関税交渉の合意を受けて23、24日で合わせて2000円超上昇していたため、利益確定売りが先行した。その後は、押し目買いに下げ渋る動きとなっているもよう。現地24日の米国株式市場では、NYダウが3日ぶりに反落した一方、ハイテク株が堅調に推移したことからナスダック総合指数は上昇し連日で終値ベースでの史上最高値を更新。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比265円安の4万1605円だった。

 業種別では、全33業種のうち20業種が下落、13業種が上昇している。信越化、富士フイルムなどの化学株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株が下落。浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、デンソー、トヨタなどの輸送用機器株も安い。第一生命HD、東京海上などの保険株や、伊藤忠、三菱商などの卸売株も軟調。ダイキン、菱重工などの機械株や、ガイシ、特殊陶などのガラス土石株も弱い。一方、郵船、商船三井などの海運株や、KDDI、ソフバンGなどの情報通信株が高い。

 個別では、三菱自、メドピア、信越ポリ、安川電、TSIHDが下落。半面、Mフォワード、サンウェルズ、ライト工、未来工業、プロレドPなどが上昇している。

 東京外国為替市場では午前10時6分時点で、ドル・円が1ドル=147円台の前半(24日は146円41−42銭)、ユーロ・円が1ユーロ=173円台の前半(同172円20−24銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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