17日前場は日経平均株価が、前日比170円42銭高の4万9553円71銭と3日ぶりに反発。TOPIX(東証株価指数)も同1.15ポイント高の3371.65ポイントと上昇した。朝方は、前日に大幅続落していた反動から買いが先行。ただ、買い手がかりに乏しいなか、今週末の日銀の利上げを警戒する動きが強まり下げに転じる場面もあり荒い値動きとなった。その後は、ファナックや東エレクなどが上昇に転じ、日経平均は午前11時29分に、同188円21銭高の4万9571円50銭を付けるなど、高値圏で取引を終えた。
東証プライム市場の出来高は11億5592万株、売買代金は2兆5464億円。騰落銘柄数は値上がり660銘柄、値下がりは865銘柄、変わらずは83銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち12業種が上昇、20業種が下落、1業種がほぼ変わらず。住友鉱、DOWAなどの非鉄金属株や、第一生命HD、東京海上などの保険株が上昇。日立、アドバンテスなどの電気機器株や、日本製鉄、神戸鋼などの鉄鋼株も高い。三井住友、みずほなどの銀行株や、郵船、商船三井などの海運株も堅調。LINEヤフ、ソフバンGなどの情報通信株や、SUMCO、三和HDなどの金属製品株もしっかり。一方、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭株、JR東日本、JR東海などの陸運株が下落した。
そのほか、KLab、キオクシア、AREHD、マクセル、一工薬などが上昇。半面、LinkUG、アドクリ、JMDC、霞ヶ関キャピ、ヤマタネが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社