23日後場の日経平均株価は、前日比174円60銭高の3万7160円47銭と3日ぶりに反発。TOPIX(東証株価指数)も同18.43ポイント高の2735.52ポイントと上昇した。日経平均は朝方、前日よりも円相場が円安方向に振れたことを受けて、買いが先行。午前10時31分に、同388円04銭高の3万7373円91銭を付けた。その後は、手がかり材料難のなか、週末要因や週明け26日の米国市場がメモリアルデーで休場となることから様子見姿勢が強まった。また、ドル・円相場が弱含んだことも意識され上値が重く、上昇幅を縮小して取引を終えた。
東証プライム市場の出来高は15億7815万株、売買代金は3兆9321億円。騰落銘柄数は値上がりが1118銘柄と7割に迫った一方、値下がりは450銘柄。変わらずは64銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち27業種が上昇、6業種が下落した。ヤマハ、任天堂などのその他製品株や、住友電工、フジクラなどの非鉄金属株が上昇。菱重工、IHIなどの機械株や、MS&AD、東京海上などの保険株も高い。日立、ソニーGなどの電気機器株や、王子HD、大王紙などのパルプ紙株も堅調。菱地所、住友不などの不動産株や、帝人、東レなどの繊維株もしっかり。一方、INPEXなどの鉱業株や、SBI、野村などの証券商品先物株が下落した。
個別では、バロック、日製鋼、スターマイカ、シンクロF、スタティアHなどが上昇。半面、IRJHD、セレス、gumi、マネックスG、ミガロHDが安い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社