31日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前日比180円程度高い4万840円前後で推移する。午前9時44分には、同257円91銭高の4万912円61銭を付けている。現地30日の通常取引終了後に発表されたメタ(旧フェイスブック)やマイクロソフトの好決算を手がかりに買いが先行。その後も堅調な値動きとなっている。30日のFOMC(米連邦公開市場委員会)では、政策金利を据え置くことを決定。早期利下げ期待が後退してNYダウが3日続落した一方、ナスダック総合指数は反発するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所清算値比20円安の4万640円だった。
業種別では、全33業種のうち27業種が上昇、6業種が下落している。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、JAL、ANAなどの空運株が上昇。MS&AD、東京海上などの保険株や、AGC、特殊陶などのガラス土石株も高い。三菱倉、三井倉HDなどの倉庫運輸株や、ディスコ、コマツなどの機械株も堅調。INPEX、石油資源などの鉱業株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株もしっかり。一方、住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、東レ、ゴルドウインなどの繊維株が安い。
そのほか、ips、ノジマ、洋エンジ、京セラ、ライドリCが上昇。半面、JCRファマ、アンリツ、カプコン、AREHD、円谷FHなどが下落している。
東京外国為替市場では午前10時5分時点で、ドル・円が1ドル=149円台の前半(30日は148円08−10銭)、ユーロ・円が1ユーロ=170円台の半ば(同171円08−12銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社