6日午前10時4分すぎの日経平均株価は、前日比185円程度高い3万7740円前後で推移する。きのう5日は反落したものの、底堅く推移していた。この日も買いが先行した後も強さを維持し、午前10時4分には同196円28銭高の3万7750円77銭を付けるなど、高値圏で推移する。現地5日の米国株式は、週間の新規失業保険申請件数が市場予想平均に届かなかったことから労働市場環境の悪化を警戒。あす6日に5月雇用統計の発表を控えることもあり、様子見姿勢が強まり主要株価指数が下落した。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所清算値比35円安の3万7485円だった。
業種別では、全33業種のうち32業種が上昇、精密1業種が下落している。バンナム、任天堂などのその他製品株や、大和証G、野村などの証券商品先物株が上昇。コマツ、菱重工などの機械株や、JR東日本、JR西日本などの陸運株も高い。大林組、清水建などの建設株や、SUMCO、三和HDなどの金属製品株も堅調。MS&AD、東京海上などの保険株や、オリックス、JPXなどのその他金融株もしっかり。一方、精密機器株はニコン、HOYAなどが安い。
個別では、トーセイ、BML、ジンズHD、キオクシア、メルカリが上昇。半面、アインHD、インターメス、セレス、KLab、日鉄鉱などが下落している。
東京外国為替市場では午前10時4分時点で、ドル・円が1ドル=143円台の後半(5日は143円34−36銭)、ユーロ・円が1ユーロ=164円台の半ば(同163円59−63銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社