市況(場況)

日経平均は192円安と反落、買い手がかりに乏しく米指標控え模様眺め=5日後場

 5日後場の日経平均株価は、前日比192円96銭安の3万7554円49銭と反落。TOPIX(東証株価指数)も同28.66ポイント安の2756.47ポイントと下落した。現地4日の米為替市場で1ドル=142円台の半ばまで円高が進んだことを受け、朝方から売りが先行。一時下げ渋る場面もみられたが戻りは鈍く、日経平均は午後1時28分に、同219円57銭安の3万7527円88銭を付けた。その後は、買い手がかりに乏しいなか、現地5日の米国では4月貿易収支や、週間の新規失業保険申請件数などの発表も控えることから、模様眺めムードが広がったようだ。

 東証プライム市場の出来高は16億6584万株、売買代金は4兆2166億円。騰落銘柄数は値上がりが567銘柄、値下がりは995銘柄、変わらずは69銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち29業種が下落、4業種が上昇した。郵船、商船三井などの海運株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株が下落。出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株や、アシックス、任天堂などのその他製品株も安い。大林組、清水建などの建設株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も軟調。OLC、リクルートHなどのサービス株や、第一生命HD、東京海上などの保険株も弱かった。一方、洋缶HD、三和HDなどの金属製品株や、JR東日本、JR西日本などの陸運株が高い。

 個別では、住友ファーマ、積水ハウス、川崎汽、ドリームI、SUBARUが下落。半面、センコーGH、メンバーズ、双葉電子、東邦鉛、ネットプロテなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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