市況(場況)

日経平均は20円程度高、買い一巡後は前日終値近辺でもみ合い=25日前場

 25日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比20円程度高い3万8810円前後で推移する。寄り付き直後の午前9時0分には、同135円35銭高の3万8925円91銭を付けている。トランプ大統領は現地23日、自身のSNSに「イスラエルとイランが暫定的な停戦で合意した」と投稿。同24日の米国株式市場では、早期の停戦合意で中東情勢への警戒感が和らぎ、NYダウ、ナスダック総合指数がともに上昇した。日本株はきのう24日に、停戦合意の投稿を受けて大幅に上昇していたが、米国株高が刺激材料となったもよう。買い一巡後は前日終値近辺でのもみ合いとなっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比45円安の3万8590円だった。

 業種別では、全33業種のうち11業種が上昇、22業種が下落している。アシックス、任天堂などのその他製品株や、日立、ソニーGなどの電気機器株が上昇。INPEX、石油資源などの鉱業株や、信越化、日東電などの化学株も高い。SUMCO、三和HDなどの金属製品株や、太平洋セメ、特殊陶などのガラス土石株も堅調。東レ、ゴルドウインなどの繊維株や、浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株もしっかり。一方、オリンパス、リズムなどの精密機器株や、オリックス、JPXなどのその他金融株が安い。

 個別では、マイクロニ、アドクリ、黒崎播磨、三井化学、荏原が上昇。半面、東プレ、gumi、GMOインタ、大幸薬品、ミルボンなどが下落している。

 東京外国為替市場では午前10時時点で、ドル・円が1ドル=144円台の後半(24日は145円30−32銭)、ユーロ・円が1ユーロ=168円台の前半(同168円41−45銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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