日経平均株価は9日、前週末比2110円26銭高の5万6363円94銭と急伸。終値ベースの最高値(3日の5万4720円66銭)を大幅に更新して後場の取引を終えた。上げ幅が今年最大。TOPIX(東証株価指数)も84.57ポイント高の3783.57ポイントとそろって続伸し、6日の最高値を更新した。
8日投開票の衆院選で自民党が歴史的な大勝となる316議席を獲得し、憲法改正発議などが可能になる3分の2を単独で得た。高市政権の財政拡張が加速し、経済成長が押し上げられるとの見方から海外勢を中心に9日は買いが先行。前週末6日の米国市場での半導体株高も追い風に、日経平均は前場に3083円39銭高の5万7337円07銭の日中高値を形成。初の5万7000円台に乗せ、昨年末からの上昇率は早くも約14%に達した。
ただ、その後は利益確定売りが膨らみ、多くの銘柄が伸び悩み日経平均も上げ幅を縮小する展開となった。一方、米半導体株高を手掛かりに高値圏を維持した値がさ銘柄のアドバンテスやソフバンGが指数を下支えした。東証プライム市場の出来高は2営業日ぶりに30億株を上回り(30億6040万株)、売買代金は10兆円に達した(10兆4558億円)。騰落銘柄数は値上がりが1252銘柄、値下がりが293銘柄、変わらずは52銘柄。
業種別では、全33業種のうち30業種が上昇。3業種が下落した。値上がりトップの非鉄金属は古河電工や住友電工の急騰が目立った。不動産や機械、建設、電機、精密なども大きく上げた。半面、SUBARUやホンダなど自動車株中心の輸送用機器が弱かった。
このほか、メイコーやフルヤ金属、川重などが高く、武蔵精密、日電硝子、KDDIなどが売られている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社