28日前場は日経平均株価が、前日比22円34銭安の5万144円76銭と4日ぶりに小反落。一方、TOPIX(東証株価指数)は同4.63ポイント高の3373.20ポイントと3日続伸した。朝方の日経平均は、前日の強い地合いが継続し、買い優勢で取引を開始。ただ、積極的な買いが続かず下げに転じた。午前10時5分には、同177円56銭安の4万9989円54銭と、心理的なフシ目の5万円を割り込む場面もみられたが、その後は底堅く推移した。ドル・円相場は1ドル=156円30銭前後と、朝方の水準から小動き。
東証プライム市場の出来高は8億4435万株、売買代金は2兆214億円。騰落銘柄数は値上がりが1124銘柄と、値下がりの419銘柄よりも多い。変わらずは65銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち8業種の下落にとどまり、25業種が上昇した。JR東日本、JR東海などの陸運株や、三井不、菱地所などの不動産株が下落。キーエンス、東エレクなどの電気機器株や、JAL、ANAなどの空運株も安い。パンパシI、ファストリテなどの小売株や、上組などの倉庫運輸株が軟調。一方、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、TOPPAN、任天堂などのその他製品株が上昇。王子HD、日本紙などのパルプ・紙株や、郵船、商船三井などの海運株が高かった。
そのほか、JX金属、Appier、カカクコム、Dガレージ、オーケストラが下落。半面、ユニチカ、中越パ、LinkUG、三井ES、JCRファマなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社