3日後場の日経平均株価は、前日比23円86銭安の3万7446円81銭と3日続落。TOPIX(東証株価指数)も同6.18ポイント安の2771.11ポイントと下落した。朝方は、現地2日の米国株高を受けて買いが先行。その後は上値が重い場面もみられたが、ドル・円相場が足元で1ドル=143円台の前半と朝方の水準よりも円安方向に振れたことを支えに上げ幅を広げる場面もみられた。ただ、後場に入り上値が重くなるなか、新たな買い手がかりに乏しいこともあり上げ幅を縮小。取引終了時のクロージングオークションで下げ転換し、日経平均は安値で取引を終えた。
東証プライム市場の出来高は16億6704万株、売買代金は4兆107億円。騰落銘柄数は値上がりが568銘柄、値下がりは997銘柄、変わらずは65銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち19業種が下落、14業種が上昇した。東電力HD、東ガスなどの電気・ガス株や、中外薬、第一三共などの医薬品株が下落。伊藤忠、三菱商などの卸売株や、大林組、清水建などの建設株も安い。電通グループ、リクルートHなどのサービス株や、住友電工、フジクラなどの非鉄金属株も軟調。三井不、住友不などの不動産株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も弱かった。一方、INPEX、石油資源などの鉱業株や、ディスコ、菱重工などの機械株が上昇した。
個別では、日ヒュム、ADWAYS、JCRファマ、泉州電業、スズキなどが下落。半面、OKI、内田洋、伊藤園、ソシオネクス、JMDCが高い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社