3日後場の日経平均株価は、前日比23円42銭高の3万9785円90銭と小幅ながら3日ぶりに反発。TOPIX(東証株価指数)も同2.95ポイント高の2828.99ポイントと上昇した。日経平均は、米国との関税交渉の難航などの不透明要因が意識され、売りが優勢となる場面もみられたが押し目を拾う動きから、午前10時11分には同103円41銭高の3万9865円89銭を付けた。買い一巡後は動意薄のなか、きのう2日の終値を挟んだ値動きとなる時間帯が長かった。現地3日の米国株式市場が4日の独立記念日の休場を前に短縮取引となることから、日本株も手控えムードが広がり弱含みで推移したが、クロージングオークションでプラスに転じた。
東証プライム市場の出来高は19億8848万株、売買代金は5兆319億円。騰落銘柄数は値上がり827銘柄、値下がりは735銘柄、変わらずは65銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち20業種が上昇、13業種が下落した。日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、住友鉱、フジクラなどの非鉄金属株が上昇。デンソー、トヨタなどの輸送用機器株や、INPEX、石油資源などの鉱業株が高い。信越化、富士フイルムなどの化学株や、TOTO、特殊陶などのガラス土石株も堅調。SUMCO、リンナイなどの金属製品株や、丸紅、三菱商などの卸売株もしっかりだった。一方、KDDI、ソフバンGなどの情報通信株や、三菱倉、三井倉HDなどの倉庫運輸株が下落した。
個別では、古河機金、曙ブレキ、日野自、メイコー、レノバなどが上昇。半面、アドクリ、フジHD、ダイセキ、日テレHD、シンフォニアが安い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社