市況(場況)

(再送)日経平均は238円安と3日ぶり反落も、プライム銘柄の8割超値上がり、半導体が安い=22日前場

 22日前場は日経平均株価が、前日比238円50銭安の4万9077円56銭と3日ぶりに反落。一方、TOPIX(東証株価指数)は同10.65ポイント高の3260.15ポイントと3日続伸し、9日に付けた終値ベースの最高値を上回っている。

 日経平均は午前10時2分に、同702円36銭安の4万8613円70銭を付けた。きのう21日、高市首相の選出前に史上初の5万円に迫る場面もみられたが、後場にかけて上値が重かった。現地21日の米国株式市場では、NYダウが3日続伸し終値ベースで史上最高値を更新したものの、ナスダック総合指数は下落。S&P500指数も上げ幅を縮小した。日米ともに短期的な買い疲れが指摘されるなか、米国市場で通常取引終了後に米半導体テキサス・インスツルメンツが弱気な売上見通しにより、時間外取引で急落したことが意識された。半導体関連の下げで日経平均が大幅安となったものの、売り一巡後はリバウンド狙いの買いで下げ渋った。

 東証プライム市場の出来高は10億2618万株、売買代金は2兆8823億円。騰落銘柄数は値上がりが1325銘柄と8割を超えた。値下がりは246銘柄、変わらずは43銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち下落は6業種にとどまり、27業種が上昇した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、ソフバンGなどの情報通信株が下落。エーザイ、第一三共などの医薬品株や、日立、アドバンテスなどの電気機器株も安い。SBIなどの証券商品先物株や、三菱UFJ、りそなHDなどの銀行株も弱い。一方、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、大林組、清水建などの建設株が上昇。帝人、東レなどの繊維株や、7&iHD、ファストリテなどの小売株も高かった。

 そのほか、住友鉱、芝浦、スクリン、JX金属、藤田観が下落。半面、稀元素、Vキューブ、日本国土開発、明電舎、洋エンジなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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