4日後場の日経平均株価は、前日比24円98銭高の3万9810円88銭と小幅に続伸。一方、TOPIX(東証株価指数)は同1.04ポイント安の2827.95ポイントと小反落した。米株高と円安で朝方から買いが先行し、日経平均は寄り付き直後の午前9時0分に、同226円76銭高の4万12円66銭と3日ぶりに心理的なフシ目の4万円を回復した。ただその後は、戻り待ちの売りに押され下げ転換する場面がみられるなど、上値の重い展開が続いた。また、現地4日の米国市場が独立記念日で休場となることから、積極的な売買は限られた。前日終値を挟んだ値動きとなるなか、きのう3日と同様にクロージングオークションでプラスに転じた。
東証プライム市場の出来高は15億5102万株、売買代金は3兆8803億円。騰落銘柄数は値上がり785銘柄、値下がりは757銘柄、変わらずは85銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち17業種が上昇、16業種が下落した。三菱UFJ、みずほなどの銀行株や、東電力HD、中部電などの電気・ガス株が上昇。大和証G、野村などの証券商品先物株や、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株も高い。三井倉HD、上組などの倉庫運輸株や、王子HD、大王紙などのパルプ紙株も堅調。アシックス、任天堂などのその他製品株や、アステラス薬、中外薬などの医薬品株もしっかりだった。一方、郵船、商船三井などの海運株や、住友鉱、フジクラなどの非鉄金属株が安い。
個別では、霞ヶ関キャピ、キユーピ、洋エンジ、クスリアオキ、東和銀が上昇。半面、キオクシア、メドレー、宮越HD、アドクリ、住友林などが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社