23日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前日比250円程度高い3万7240円前後で推移する。きのう続落となった反動や、シカゴ日経平均先物の円建て清算値が、22日の大阪取引所清算値比20円高の3万7040円と堅調だったこと、為替相場が円安方向に振れていることもあり買いが先行。午前9時48分には、同312円43銭高の3万7298円30銭を付けるなど、堅調な値動きとなっている。現地22日の米国株式市場では、NYダウが小幅に3日続落した一方、ナスダック総合指数は3日ぶりに反発するなど、まちまちだった。
業種別では、全33業種のうち31業種が上昇、2業種が下落している。古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、アシックス、任天堂などのその他製品株が上昇。王子HD、北越コーポなどのパルプ紙株や、テルモ、HOYAなどの精密機器株も高い。日立、ソニーGなどの電気機器株や、MS&AD、東京海上などの保険株も堅調。三井不、菱地所などの不動産株や、ダイキン、菱重工などの機械株もしっかり。一方、INPEX、石油資源などの鉱業株や、エーザイ、第一三共などの医薬品株が安い。
個別では、日製鋼、スタティアH、シンクロF、バロック、スターマイカなどが上昇。半面、gumi、セレス、マネックスG、ミガロHD、GMOインタが下落している。
東京外国為替市場では午前10時5分時点で、ドル・円が1ドル=143円台の後半(22日は143円04−06銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の半ば(同161円94−98銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社