15日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比250円程度高い4万2900円前後で推移する。現地14日の米国株は下落したものの、きのう下落した反動でシカゴ日経平均先物の円建て清算値が、14日の大阪取引所清算値比225円高の4万2845円だったことから、同清算値にサヤ寄せする格好で取引を開始。午前9時5分には、同323円10銭高の4万2972円36銭を付けた。その後は、もみ合い商状となっている。14日の米国株式は、7月PPI(生産者物価指数)のコア指数が市場予想平均を上回る上昇をみせたことを受け、小幅ながら3日ぶりに反落した。
業種別では、全33業種のうち25業種が上昇、8業種が下落している。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、第一生命HD、東京海上などの保険株が上昇。東電力HD、関西電などの電気・ガス株や、オリックス、JPXなどのその他金融株も高い。トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、INPEX、石油資源などの鉱業株も堅調。大和証G、野村などの証券商品先物株や、ENEOS、コスモエネHなどの石油石炭製品株もしっかり。一方、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株や、LIXIL、三和HDなどの金属製品株が安い。
そのほか、アミューズ、チェンジHD、ラックランド、DmMiX、地主が上昇。半面、東邦鉛、MSOL、メドレー、電通グループ、LTSなどが下落している。
東京外国為替市場では午前10時時点で、ドル・円が1ドル=147円台の半ば(14日は146円55−57銭)、ユーロ・円が1ユーロ=171円台の後半(同171円16−20銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社