2日午前10時7分すぎの日経平均株価は、前日比250円程度高い4万9550円前後で推移する。午前9時12分には、同320円59銭高の4万9623円87銭を付けている。現地1日の米国株式市場は、米11月製造業PMI(購買担当者景気指数)が市場予想平均を下回り、景気の先行き不透明感が意識され、NYダウ・ナスダック総合指数は6日ぶりに反落した。東京市場では、米国株安よりも、きのう大幅反落した反動による買いが先行したものの、上値は重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同1日の大阪取引所清算値比175円高の4万9475円だった。
業種別では、全33業種のうち20業種が上昇、13業種が下落している。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株が上昇。JPX、オリックスなどのその他金融株や、MS&AD、第一生命HDなどの保険株も高い。島津製、HOYAなどの精密機器株や、ガイシ、特殊陶などのガラス土石株も堅調。TOYO、ブリヂスなどのゴム製品株や、アドバンテス、東エレクなどの電気機器株もしっかり。一方、三井不、菱地所などの不動産株や、東電力HD、関西電などの電気ガス株が安い。
そのほか、キヤノ電子(監理)、ファナック、JUKI、KLab、ダスキンが上昇。半面、LinkUG、トリケミカル、ユニチカ、洋エンジ、古野電などが下落している。
東京外国為替市場では午前10時7分時点で、ドル・円が1ドル=155円台の半ば(1日は155円37−39銭)、ユーロ・円が1ユーロ=180円台の半ば(同180円33−37銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社