6日前場は日経平均株価が、前日比253円19銭高の4万802円73銭と続伸。TOPIX(東証株価指数)も同33.01ポイント高の2969.55ポイントと上昇した。現地5日の米国では、7月ISM非製造業景況指数が50.1と市場予想平均の51.5を下回った。これにより米国株が下落した影響をを受け、安く始まった。ただ、売り一巡後は押し目を拾う動きが強まり上げ転換。午前11時18分には同269円96銭高の4万819円50銭を付けるなど堅調に推移し、前場では高値圏での値動きとなった。ドル・円相場は1ドル=147円60銭台でもみ合い。
東証プライム市場の出来高は11億1249万株、売買代金は2兆5400億円。騰落銘柄数は値上がりが1304銘柄と8割に達した一方、値下がりは274銘柄だった。変わらずは44銘柄。
業種別では、全33業種のうち32業種が上昇、1業種が下落した。三井不、菱地所などの不動産株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株が上昇。ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株や、ダイキン、菱重工などの機械株も高い。LIXIL、三和HDなどの金属製品株や、INPEX、石油資源などの鉱業株も堅調。トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、伊藤忠、三菱商などの卸売株や、住友電工、フジクラなどの非鉄金属株もしっかり。一方、エムスリー、リクルートHなどのサービス株が下落した。
そのほか、ティラド、ダイヘン、日ヒュム、ユニチカ、大崎電などが上昇。半面、ニチレイ、オークマ、シグマクシス、デクセリアル、FUJIが安い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社