5日前場は日経平均株価が、前日比254円29銭高の4万544円99銭と3日ぶりに反発。TOPIX(東証株価指数)も同22.07ポイント高の2938.27ポイントと上昇した。現地4日の米国では、前週末まで下落していた反動や、FRB(米連邦準備制度理事会)理事の交代による金利低下期待から、NYダウが6日ぶり、ナスダック総合指数は3日ぶりに反発。日本株も米株高やきのうの下落の反動から、買いが先行した。日経平均は午前9時48分に、同309円66銭高の4万600円36銭を付けた。ただその後は、戻り待ちの売りに上値が重くもみ合いとなった。
東証プライム市場の出来高は10億1355万株、売買代金は2兆2449億円。騰落銘柄数は値上がりが1338銘柄と8割を超えた一方、値下がりは251銘柄だった。変わらずは31銘柄。
業種別では、全33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落した。古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、東電力HD、関西電などの電気・ガス株が上昇。大和証G、野村などの証券商品先物株や、帝人、東レなどの繊維株も高い。AGC、ガイシなどのガラス土石株や、MS&AD、東京海上などの保険株も堅調。オリックス、JPXなどのその他金融株や、王子HD、日本紙などのパルプ紙株もしっかり。一方、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株や、郵船、商船三井などの海運株、武田薬、第一三共などの医薬品株が安い。
そのほか、オルガノ、NTN、TBASE、ボードルア、富士電機などが上昇。半面、LINEヤフ、東精密、あすか製薬H、ぐるなび、インターメスなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社