19日後場の日経平均株価は、前週末比255円09銭安の3万7498円63銭と4日続落。TOPIX(東証株価指数)は同2.06ポイント安の2738.39ポイントと反落した。現地16日の米国株式は上昇したものの、引け後に米大手格付け会社ムーディーズが米国債の信用格付けを引き下げた。これを受け円高が進むなど、リスクオフの動きから売りが先行。日経平均は一時持ち直す動きがみられたものの、午後1時18分に、同307円79銭安の3万7445円93銭を付けた。その後も時間外取引で米株価指数先物が下落していることもあり戻りは鈍く、きょうの安値圏で取引を終えた。
東証プライム市場の出来高は16億7081万株、売買代金は3兆8215億円。騰落銘柄数は値上がりが826銘柄となった一方、値下がりは750銘柄にとどまり、値上がり銘柄数が多かった。変わらずは55銘柄。
業種別では、全33業種のうち18業種が下落、15業種が上昇した。郵船、商船三井などの海運株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株が下落。MS&AD、東京海上などの保険株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も安い。古河電工、住友電工などの非鉄金属株や、OLC、リクルートHなどのサービス株も軟調。信越化、花王などの化学株や、オリックス、JPXなどのその他金融株も弱かった。一方、中外薬、第一三共などの医薬品株や、JAL、ANAの空運株が上昇した。
個別では、オイラ大地、宮越HD、サンウェルズ、ビジョン、日鉄鉱が下落。半面、化工機、アーレスティ、IRJHD、日阪製、メドピアなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社