25日前場は日経平均株価が、前日比256円10銭安の4万1570円24銭と3日ぶりに反落。TOPIX(東証株価指数)も同18.78ポイント安の2958.77ポイントと4日ぶりに下落した。日経平均は午前11時7分に、同267円70銭安の4万1558円64銭を付けた。日米関税交渉の合意を受けて23、24日で合わせて2000円超上昇していたため、利益確定売りが先行した。その後は、押し目を拾う動きに下げ渋る展開となったものの、週末要因もあり戻りは限られた。
東証プライム市場の出来高は8億8433万株、売買代金は2兆2842億円。騰落銘柄数は値上がりが870銘柄となった一方、値下がりは673銘柄にとどまり、値上がり数が多い。変わらずは80銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち21業種が下落、12業種が上昇した。信越化、富士フイルムなどの化学株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株が下落。デンソー、トヨタなどの輸送用機器株や、浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株も安い。第一生命HD、東京海上などの保険株や、キーエンス、キヤノンなどの電気機器株も軟調。伊藤忠、三菱商などの卸売株や、コマツ、ダイキンなどの機械株も弱かった。一方、郵船、商船三井などの海運株や、三菱倉、三井倉HDなどの倉庫運輸株が高い。
そのほか、メドピア、三菱自、安川電、マツダ、信越ポリが下落。半面、Mフォワード、三井松島HD、サンウェルズ、WNIウェザ、ライト工などが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社