5日後場は日経平均株価が、前日比258円84銭高の4万549円54銭と3日ぶりに反発。TOPIX(東証株価指数)も同20.34ポイント高の2936.54ポイントと上昇した。現地4日の米株高やきのうの日本株の下落の反動から、買いが先行した。日経平均は一時上値が重い場面もみられたが、時間外取引で米株価指数先物が上昇していたことも支えに、午後零時37分には同358円68銭高の4万649円38銭を付けた。ただ、その後は、戻り待ちの売りに上値が重く、動意に乏しい展開となった。
東証プライム市場の出来高は21億3121万株、売買代金は4兆8776億円。騰落銘柄数は値上がりが1154銘柄、値下がりは412銘柄、変わらずは56銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落した。古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株が上昇。東電力HD、関西電などの電気・ガス株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も高い。菱重工、IHIなどの機械株や、王子HD、日本紙などのパルプ紙株も堅調。MS&AD、東京海上などの保険株や、バンナム、任天堂などのその他製品株もしっかり。一方、郵船、商船三井などの海運株、三井倉HD、住友倉などの倉庫運輸株、良品計画、ファストリテなどの小売株が安い。
そのほか、オルガノ、NTN、ティラド、ボードルア、GSユアサなどが上昇。半面、LINEヤフ、東精密、インターメス、ツムラ、あすか製薬Hなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社