市況(場況)

日経平均は260円程度安、円高で軟調展開続く=16日前場

 16日午前10時8分すぎの日経平均株価は、前日比260円程度安い3万7490円前後で推移する。午前10時7分には、同276円30銭安の3万7479円21銭を付けるなど、軟調な値動きとなっている。朝方から、円高などによりきのう15日の弱い地合いが継続。現地15日の米国株式は、低調な経済指標を受けた利下げ観測でNYダウが3日ぶりに反発した一方、ナスダック総合指数が7日ぶりに下落するなどまちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所清算値比45円高の3万7755円だった。

 業種別では、全33業種のうち22業種が下落、11業種が上昇している。INPEX、石油資源などの鉱業株や、デンソー、トヨタなどの輸送用機器株が下落。日立、ソニーGなどの電気機器株や、住友電工、フジクラなどの非鉄金属株も安い。AGC、特殊陶などのガラス土石株や、楽天グループ、リクルートHなどのサービス株も軟調。関西電、東ガスなどの電気・ガス株や、オリンパス、HOYAなどの精密機器株も弱い。一方、MS&AD、東京海上などの保険株や、郵船、商船三井などの海運株が高い。

 個別では、ラックランド、ダイコク電、チェンジHD、UMCエレ、ソースネクスが下落。半面、Pアルファ、アドクリ、明治電機、サイバー、コプロHDなどが高い。

 東京外国為替市場では午前10時8分時点で、ドル・円が1ドル=145円台の前半(15日は145円88−90銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の半ば(同163円35−39銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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