8月1日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比260円程度安い4万810円前後で推移する。現地7月31日の米国株式市場は、6月PCE(個人消費支出)価格指数が市場予想を上回り、FRB(米連邦準備制度理事会)による早期利下げ期待が一段と後退するなか、NYダウが4日続落、ナスダック総合指数は反落。日本株も米国株安の流れを受け、売りが先行した。東エレクの業績予想の下方修正も重しで、午前9時27分には、同481円65銭安の4万588円17銭を付けた。その後はやや下げ渋る展開にあるようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同31日の大阪取引所清算値比435円安の4万765円だった。
業種別では、全33業種のうち4業種が下落、29業種が上昇している。日立、アドバンテスなどの電気機器株や、三菱倉、三井倉HDなどの倉庫運輸株が下落。TOTO、特殊陶などのガラス土石株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も安い。一方、東電力HD、関西電などの電気・ガス株や、洋缶HD、三和HDなどの金属製品株が上昇。浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、三井不、菱地所などの不動産株も高い。
そのほか、東エレク、デジアーツ、アルビス、ソシオネクス、KOKUSAが下落。半面、システナ、富士電機、日本調剤(監理)、メンバーズ、ナブテスコなどが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時2分時点で、ドル・円が1ドル=150円台の後半(31日は149円38−40銭)、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の前半(同171円02−06銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社