7日後場は日経平均株価が、前日比264円29銭高の4万1059円15銭と3日続伸。7月31日(4万1069円82銭)以来となる4万1000円台で取引を終了。TOPIX(東証株価指数)は同21.35ポイント高の2987.92ポイントと上昇し、7月24日の終値ベースでの史上最高値(2977.55ポイント)を2週間ぶりに更新した。トランプ米大統領の半導体関税の表明を受け、朝方は売りが先行。ただ、売り圧力が強まらず、時間外取引で米株価指数先物が上昇したこともあり上げに転換した。日経平均は午前11時7分に同369円25銭高の4万1164円11銭を付けた。その後、利益確定売りに上値の重い展開となったが、取引終了にかけ引き締まる格好となった。
東証プライム市場の出来高は23億8244万株、売買代金は5兆6928億円。騰落銘柄数は値上がりが1021銘柄、値下がりは544銘柄、変わらずは58銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち28業種が上昇、5業種が下落した。関西電、東ガスなどの電気・ガス株や、三井倉HD、上組などの倉庫運輸株が上昇。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も高い。アシックス、任天堂などのその他製品株や、第一生命HD、東京海上などの保険株も堅調。NTT、ソフバンGなどの情報通信株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株もしっかり。一方、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、TOYO、ブリヂスなどのゴム製品株が安い。
そのほか、エムスリー、洋エンジ、インターメス、ロート、JMDCが上昇。半面、シスメックス、栗田工、ミマキエンジ、東芝テック、エイチワンなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社