19日前場の日経平均株価は、前日比287円99銭安の3万8597円16銭と4日ぶりに反落。TOPIX(東証株価指数)も同16.41ポイント安の2791.94ポイントと下落した。日経平均は午前10時5分に、同392円38銭安の3万8492円77銭を付けた。中東情勢の先行き不透明感が継続するなか、前日まで3日続伸していたこともあり目先的な利益を確定する動きが先行。時間外取引で米株価指数先物が下落していることもあり、下落幅を拡大する場面もみられた。売りが一巡した後は、押し目を拾う動きから下げ渋った。
東証プライム市場の出来高は6億9074万株、売買代金は1兆8112億円。騰落銘柄数は値上がりが576銘柄、値下がりは968銘柄、変わらずは82銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち22業種が下落、11業種が上昇した。出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株や、アステラス薬、第一三共などの医薬品株が下落。SUMCO、三和HDなどの金属製品株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株も安い。INPEX、石油資源などの鉱業株や、ソニーG、キーエンスなどの電気機器株も軟調。伊藤忠、三菱商などの卸売株や、MS&AD、東京海上などの保険株も弱い。一方、JAL、ANAなどの空運株や、SBIなどの証券商品先物株が高い。
個別では、アステリア、GMOインタ、キングジム、ゼンリン、ギフトHDなどが下落。半面、セガサミーH、三井松島HD、イーレックス、河合楽、アイモバイルが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社