市況(場況)

日経平均は290円程度高、米株高や円安などで堅調推移=4日前場

 4日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比290円程度高い3万7740円前後で推移する。午前9時11分には、同421円61銭高の3万7868円42銭を付けている。現地3日の米国市場ではAI(人工知能)の底堅い需要見通しから半導体関連株が上昇。日本株もその動きに加え、関連銘柄が高く、為替レートが円安方向に振れていることも支えとなっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所清算値比250円高の3万7760円だった。

 業種別では、全33業種のうち26業種が上昇、7業種が下落している。アシックス、任天堂などのその他製品株や、王子HD、北越コーポなどのパルプ紙株が上昇。テルモ、HOYAなどの精密機器株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も高い。日立、ソニーGなどの電気機器株や、INPEX、石油資源などの鉱業株も堅調。大和証G、野村などの証券商品先物株や、大林組、大和ハウスなどの建設株もしっかり。一方、浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、SUMCO、三和HDなどの金属製品株が安い。

 個別では、TBASE、住友ファーマ、JCRファマ、セック、Mエンターが上昇。半面、豊田織、クレハ、M&A総研、エスプール、TISなどが下落している。

 東京外国為替市場では午前10時時点で、ドル・円が1ドル=144円前後(3日は142円82−84銭)、ユーロ・円が1ユーロ=164円前後(同163円03−07銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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