23日前場の日経平均株価は、前日比294円97銭高の3万7280円84銭と3日ぶりに反発。TOPIX(東証株価指数)も同22.04ポイント高の2739.13ポイントと上昇した。日経平均は朝方、前日よりも円安方向に振れていることを受けて、買いが先行。午前10時31分に、同388円04銭高の3万7373円91銭を付けている。ただ、その後は、ドル・円が弱含んだこともあり、上値の重い展開となった。
東証プライム市場の出来高は7億3216万株、売買代金は1兆8608億円。騰落銘柄数は値上がりが1217銘柄と7割を超えた一方、値下がりは361銘柄で、変わらずは53銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち29業種が上昇、4業種が下落した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、ヤマハ、任天堂などのその他製品株が上昇。菱重工、IHIなどの機械株や、日立、ソニーGなどの電気機器株も高い。王子HD、日本紙などのパルプ紙株や、MS&AD、東京海上などの保険株も堅調。帝人、東レなどの繊維株や、菱地所、住友不などの不動産株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株もしっかり。一方、INPEXなどの鉱業株や、住友ファーマ、エーザイなどの医薬品株が安い。
個別では、日製鋼、スタティアH、バロック、Dガレージ、シンクロFなどが上昇。半面、gumi、セレス、マネックスG、ミガロHD、GMOインタが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社