6日前場は日経平均株価が、前日比556円62銭高の5万768円89銭と3日ぶりに大幅反発。TOPIX(東証株価指数)も同34.50ポイント高の3302.79ポイントと上昇した。日経平均は午前9時5分に、同1036円01銭高の5万1248円28銭を付けた。現地5日の米国市場では、経済指標を好感してNYダウが3日ぶりに反発、ナスダック総合指数も上昇した。日本株も前日に大幅続落した反動もあり買いが先行した。ただ、買い一巡後は戻り待ちに押されたほか、ドル・円相場が1ドル=153円90銭台と、朝方の水準よりも円高方向にあることも意識されたようだ。
東証プライム市場の出来高は13億3348万株、売買代金は3兆3744億円。騰落銘柄数は値上がりが997銘柄、値下がりは548銘柄、変わらずは70銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち26業種が上昇、7業種が下落した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、ディスコ、菱重工などの機械株が上昇。日立、アドバンテスなどの電気機器株や、日産自、トヨタなどの輸送用機器株も高い。東電力HD、関西電などの電気ガス株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も堅調。ヤマハ、任天堂などのその他製品株や、東レ、ゴルドウインなどの繊維株もしっかり。一方、日本製鉄などの鉄鋼株や、浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株が安い。
そのほか、山一電機、コニカミノル、日本CMK、リンナイ、TOAが上昇。半面、ニチコン、シグマクシス、サンリオ、DTS、ヤマシンFなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社