21日後場は日経平均株価が、前日比278円38銭安の4万2610円17銭、TOPIX(東証株価指数)が同15.96ポイント安の3082.95ポイントと、そろって3日続落した。現地20日の米国株式市場で、NYダウが小幅続伸したものの、ナスダック総合指数とSOX(フィラデルフィア半導体株)指数は続落。日経平均は寄り付き直後に、押し目買いから上げ転換したものの、戻り待ちの売りに押された。その後は、週末22日のジャクソンホール会議でのパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演を控えて様子見姿勢が強まるなか、軟調に推移。午後2時41分に同324円25銭安の4万2564円30銭を付けた。その後、取引終了にかけて下げ幅を縮小する場面もみられたが、戻りは限られた。
東証プライム市場の出来高は17億4188万株、売買代金は4兆87億円。騰落銘柄数は値上がりが673銘柄、値下がりは879銘柄、変わらずは68銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち23業種が下落、10業種が上昇した。中外薬、エーザイなどの医薬品株や、デンソー、トヨタなどの輸送用機器株が下落。JR東日本、JR東海などの陸運株や、大成建、鹿島などの建設株も安い。サントリBF、JTなどの食料品株や、三井不、菱地所などの不動産株も軟調。NTT、ソフバンGなどの情報通信株や、7&iHD、ファストリテなどの小売株も弱かった。一方、古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株が高い。
そのほか、第一三共、インフォMT、野村マイクロ、住友林、メドレーが下落。半面、アステリア、宝HLD、電算システム、三井海洋、ユニチカなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社