27日午前10時7分すぎの日経平均株価は、前日比30円程度安い3万7500円前後で推移する。午前9時23分には、同119円85銭安の3万7411円68銭を付けた。きのう26日は堅調な展開だったものの、前日の米国市場がメモリアルデーの休場で買い手がかりに乏しいなか、やや円高方向にあることから、売りが先行。一時上げ転換する場面もみられたが、上値は重いもよう。大阪取引所のナイトセッションでは26日清算値比20円高の3万7610円だった。
業種別では、全33業種のうち11業種が下落、22業種が上昇している。日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株が下落。関西電、東ガスなどの電気・ガス株や、ENEOSなどの石油石炭製品株も安い。王子HD、北越コーポなどのパルプ紙株や、デンソー、トヨタなどの輸送用機器株も軟調。SUMCO、三和HDなどの金属製品株や、大林組、清水建などの建設株も弱い。一方、古河電工、住友電工などの非鉄金属株や、エムスリー、リクルートHなどのサービス株、東レ、ワコールHDなどの繊維株が高い。
個別では、KLab、ヨータイ、GMOインタ、ドリームI、化工機が下落。半面、M&A総研、デジアーツ、日農薬、マネックスG、ミダックHDなどが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時7分時点で、ドル・円が1ドル=142円台の前半(26日は142円88−91銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の前半(同162円74−78銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社