22日後場の日経平均株価は、前日比313円11銭安の3万6985円87銭と続落。TOPIX(東証株価指数)も同15.79ポイント安の2717.09ポイントと下落した。現地21日の米国株安を受け朝方から売りが先行。取引時間中としては8日以来、2週間ぶりに心理的なフシ目の3万7000円を割り込んだ。その後、押し目を拾う動きをみせたが、ドル・円相場が円高方向に傾いたこともあり、午後1時21分には同443円15銭安の3万6855円83銭を付けている。売り一巡後は、下げ幅を縮小したが手掛かり材料に乏しいこともあり、戻りは限られた。
東証プライム市場の出来高は16億7379万株、売買代金は4兆935億円。騰落銘柄数は値上がりが510銘柄、値下がりは1067銘柄、変わらずは55銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち27業種が下落、6業種が上昇した。JAL、ANAの空運株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株が下落。日産自、トヨタなどの輸送用機器株や、伊藤忠、丸紅などの卸売株も安い。INPEX、石油資源などの鉱業株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株も軟調。日立、キーエンスなどの電気機器株や、オリックス、JPXなどのその他金融株も弱かった。一方、古河電工、住友電工などの非鉄金属株や、郵船、川崎汽などの海運株が上昇した。
個別では、京成、日本光電、インターメス、ヤマタネ、キオクシアなどが下落。半面、gumi、GMOインタ、セレス、マネックスG、ロームが高かった。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社