7日前場は日経平均株価が、前日比319円82銭高の4万1114円68銭、TOPIX(東証株価指数)が同25.16ポイント高の2991.73ポイントと、そろって3日続伸。TOPIXは7月24日に付けた取引時間中の史上最高値(2986.63ポイント)を更新した。トランプ大統領の半導体関税の表明を受け、朝方は売りが先行した。ただ、売り圧力が強まらず、時間外取引で米株価指数先物が上昇したこともあり、上げに転じた。ジリ高基調のなか、日経平均は午前11時7分に同369円25銭高の4万1164円11銭を付けている。ドル・円相場は1ドル=147円50銭台で、朝方の水準よりも円安方向にあることも支えもよう。
東証プライム市場の出来高は11億3781万株、売買代金は2兆6061億円。騰落銘柄数は値上がりが1163銘柄、値下がりは405銘柄、変わらずは54銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち27業種が上昇、6業種が下落した。三井倉HD、上組などの倉庫運輸株や、第一生命HD、東京海上などの保険株が上昇。7&iHD、ファストリテなどの小売株や、アシックス、任天堂などのその他製品株も高い。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、NTT、ソフバンGなどの情報通信株も堅調。大和証G、野村などの証券商品先物株や、関西電、東ガスなどの電気・ガス株もしっかり。一方、住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、帝人、ゴルドウインなどの繊維株が安い。
そのほか、エムスリー、JMDC、インターメス、ロート、資生堂が上昇。半面、シスメックス、栗田工、東芝テック、エイチワン、グリーHDなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社