市況(場況)

日経平均は323円安と3日続落、売り一巡後は下げ渋る=29日後場

 29日後場は日経平均株価が、前日比323円72銭安の4万674円55銭と3日続落。TOPIX(東証株価指数)は、同22.09ポイント安の2908.64ポイントと下落した。朝方からきのう28日の弱い地合いが継続。前週の上昇を受けた短期的な過熱感が警戒されるなか、利益確定売りが優勢だった。前日に続き半導体関連が下落したほか、自動車関連もさえない動きとなった。日経平均は午後2時37分に、同434円74銭安の4万563円53銭を付けた。現地29日には米7月CB消費者信頼感指数の発表や、30日まで開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)などを控えるものの、下げ渋る動きとなった。

 東証プライム市場の出来高は16億740万株、売買代金は4兆90億円。騰落銘柄数は値上がりが585銘柄、値下がりは970銘柄、変わらずは70銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち26業種が下落、7業種が上昇した。トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、大和証G、SBIなどの証券商品先物が下落。コマツ、菱重工などの機械株や、ニコン、HOYAなどの精密機器株も安い。郵船、川崎汽などの海運株や、浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株も軟調。信越化、富士フイルムなどの化学株や、アサヒ、キリンHDなどの食料品株も弱かった。一方、INPEX、石油資源などの鉱業株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株が高い。

 そのほか、さくら、レーザーテク、ACCESS、杉本商事、ヤクルトが下落。半面、エンプラス、一工薬、日車輌、Sリサーチ、NRIなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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