18日午前10時18分すぎの日経平均株価は、前日比330円程度高い4万5120円前後で推移する。午前10時17分には、同354円24銭高の4万5144円62銭を付け、16日に付けた取引時間中の史上最高値(4万5055円38銭)を更新した。現地17日、FOMC(米連邦公開市場委員会)が、昨年12月以来6会合ぶりに政策金利を0.25%引き下げることを決定。NYダウは一時500ドルを超える上昇をみせた一方、ナスダック総合指数は続落するなど、反応はまちまち。日本株は、きのう下落した反動のほか、NYダウ上昇や円安を受け、朝方から買い優勢の展開が続いている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比35円安の4万4505円だった。
業種別では、全33業種のうち15業種が上昇、18業種が下落している。アドバンテス、東エレクなどの電気機器株や、塩野義薬、中外薬などの医薬品株が上昇。三井金、フジクラなどの非鉄金属株や、菱地所、住友不などの不動産株も高い。ディスコ、SMCなどの機械株や、信越化、住友ベなどの化学株も堅調。東レ、ゴルドウインなどの繊維株や、伊藤忠、三菱商などの卸売株もしっかり。一方、中部電、関西電などの電気ガス株や、コクヨや任天堂などのその他製品株が安い。
そのほか、さくら、レゾナック、KOKUSA、フジシール、キオクシアが上昇。半面、KLab、東電力HD、東ガス、ネットプロテ、アズームなどが下落している。
東京外国為替市場では午前10時18分時点で、ドル・円が1ドル=147円前後(17日は146円66−68銭)、ユーロ・円が1ユーロ=173円台の後半(同173円65−69銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社